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ISBN978-4-88978-113-7 |
白井 操著 |
A5判 200頁
定価 (本体1500円+税) |
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笑顔の食卓 |
食卓を囲んで一緒にごはんを食べることは、心が近づくいちばんの近道。「幼い頃、母がよく作っていました」「わぁ今年の初物……」ささやかな話題を糸口に自然に会話が弾みます。「同じ釜の飯を食う」とはよく言ったものです。そんな時間を積み重ね、少しずつお互いを分かり合った友人や家族とは、楽しい話題はもちろん、小さな溜息にもそっと寄り添える絆が育っているもの。料理を作ることは素敵な時間を作ること。慌ただしく支度をする時にも私は幸せを感じます。「ごはんの時間」に人は支えられているのです。
料理が好きでこの仕事をはじめて30年が過ぎました。仕事を通して、様々な企業の方、農家や漁師の方、県や市の職員の方、マスメディアの方、多くの方と出会うことができました。分野に関わらず、仕事に誠実に向き合われる方の言葉には力があり、「へぇー」と感心しては、多くの刺激や気づきをいただきました。一方で「ごはんの時間」をご一緒すると、また違った切り口から、そのお人柄に出合うことも多く、そこに人の豊かさや奥行きを感じることもしばしば。「ごはんの時間」が持つチカラに、心から感謝しています。
私と同じくらい食べることが好きな友人の桂 南光さんとともに、ご縁があって過ごすことができたすばらしい方々との「ごはんの時間」を、どうぞこの本で、一緒にお楽しみください。食卓だから見えるその人の表情や、言葉からこぼれる素敵な生き方、世界観にふれ、いただいた心の栄養が、読んでくださった方にも伝わりますように。
私にできることは、料理を作り、みんなで囲む笑顔の食卓を用意すること。この本のレシピをご覧になり、誰かに作ってあげたい、誰かと一緒に食べたいなと思っていただけたら、それが何よりの喜びです。
主な目次 |
OTONA TALK 素敵がいっぱい、大人のお喋り。
かけがえのない友人とのつながりの、はじまり。
OTONA TALK1 ようこそ。白井 操クッキング・スタジオへ。
OTONA TALK2 ピーコ(タレント、ファッション評論家)
OTONA TALK3 マリベル・リーバマン(ショコラティエ/マリベルニューヨーク オーナー)
OTONA TALK4 橋 英一(京都・南禅寺畔 瓢亭 十四代当主)
OTONA TALK5 佐藤 悦枝(アートフラワー作家)
OTONA TALK6 貝原 俊民(前兵庫県知事)
スタジオ便り・笑顔をくれる仲間たち
OTONA TALK7 若柳 吉金吾(若柳流 日本舞踊家)
OTONA TALK8 光田 敏夫(海老菓子屋・桂新堂 代表取締役社長)
OTONA TALK9 桂 南光(落語家)
OTONA TALK10 比屋根 毅(株式会社エーデルワイス 代表取締役会長)
OTONA TALK11 高木(白井) こころ(琉球大学准教授)
OTONA TALK12 門上 武司(フードコラムニスト)
我が家をカフェに!
FOUR SEASONS 春夏秋冬、旬を味わう。
四季を楽しむ・春
四季を楽しむ・夏
四季を楽しむ・秋
四季を楽しむ・冬
楽しいパンレシピ
魚がもっと好きになる
シニアにやさしい愛情レシピ
手作りでおいしい、おすそ分け
とっておき! 小さなデザート
食卓で伝える和食のこころ ? 知っておきたい、盛りつけのコツ、決まりごと ?
これぞ白井流 〈おいしいアイデア集〉
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