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ISBN4-88978-018-1 |
村上 健治著 |
定価 (本体1,500円+税) |
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―古今東西マジック見聞録― |
マジック−不思議は楽し |
いい観客がいなければ、優れた芸能は育たない。能、狂言、歌舞伎や落語のように、世界の伝統芸能であるマジックも、観客が育てていってほしい。
これまで、日本では観客から観たマジックについてはあまり触れられることがなかった。 あっても、「上手にだまされよう」というような幼稚なものだった。 マジックは、紀元前に文明が芽を出した時からの永い歴史をもつ芸能である。 この贅沢な世界をこんな視点で取り上げるのは、本当にもったいない。マジックにトリックがあるのは当たり前の事なのに。
「最上の調味料は空腹である」(ソクラテス)という言葉がある。 マジックの最上の調味料は、「秘密」なのだ。
本書は、マジックを心より愛する著者が、マジック鑑賞の大人の楽しみかたを語ったものである。 |
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